幼なじみは年下の小悪魔男子



──────結局


全部、買ってしまった。


私と瑠生は、神社の片隅の石段に腰をかけて二人で座っている。


私と瑠生の両手には、

りんご飴、いちご飴……
綿あめにチョコバナナ……
アイスクリームも持っている。


「もーう、りあ、買いすぎーー」


「ご、ごめん!」

あれこれ、食べたくて一気に買ってしまったものの……

どうやって、食べればいいのか、悪戦苦闘中


「ほら、りあ……あーんして?」


「えっ……」


瑠生がアイスクリームをスプーンですくって、差し出してくる。



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