幼なじみは年下の小悪魔男子


私は、食べ終わっても、その場を離れたくなくて、


──────あっ、そうだ!

「ねぇ、瑠生」


瑠生は、私の方へと体を横に向けて

「んっ?どうしたの?」


「あ、あのね………
さっきのお願い事のことなんだけど」


私が言うより先に瑠生は……

「いいよ、りあが言いたくなければ言わなくて」

そう言って、笑いながら言う。


「ううん、違うの……
瑠生には、私のお願いをやっぱり、聞いて欲しい」


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