幼なじみは年下の小悪魔男子
私たちは、和雑貨屋さんに入って、自由に店内を見て回っていた。
あっ、これ、可愛い!!!
私が夢中になっている横で………
「……………」
奏多くんは、真剣な表情をしている。
「………あっ、ごめんね、嫌だったよね」
無理して、付き合ってくれてたのかな……
「いえ!違うんです!!妹の誕生日プレゼントにどうかなって……」
奏多くんは慌てた様子で早口に答える。
「そうなんだ、なら早く言ってよ!!
妹ちゃんの好みとか分かる?」
「───?えっ……」
キョトンとした顔で奏多くんが私を見つめる。