幼なじみは年下の小悪魔男子
奏多くんに小さな紙袋をスっと差し出される。
「えっ、私……何にもしてないのに貰う訳にはいかないよ」
差し出された紙袋を奏多くんに押し返す。
それに……
さすがに、年下の高校生に貰うわけにはいかないし!
「あっ、そうすよね………」
奏多くんは少しシュンとして、悲しそうな表情をするから
「あっ、えっと………やっぱり貰ってもいいかな?」
そんな悲しそうな顔されると……
何だか、意地悪した気分になってくるよ
奏多くんは、パァーっと明るくして
「良かった!!ぜひ、貰って下さい!」
────うぅ、笑顔が眩しい……