幼なじみは年下の小悪魔男子
「あ、ありがとう
開けて見てもいい?」
「どうぞ!!俺の好みの押し付けですけど……
気に入ってもらえるか……」
奏多くんがちょっと心配そうに言う。
「………えっ……と」
紙袋に入っていたのはさっき、奏多くんが妹ちゃんへのプレゼントへと手にも持っていた色違いのキーホールダー
………お世辞にも可愛いとは言えない……
でも─────
奏多くんのことが少し分かったかも……
「あっ、……嬉しくないですよね?
すみません……やっぱ、俺、センスないのかなぁ……」
「ううん、違うよ……まぁ、たしかに……ちょっとセンスは疑うけど」
「や、やっぱり……」
「でも、嬉しいよ!ありがとう!大切にするね」