幼なじみは年下の小悪魔男子



──────うっ、だから……

その顔、辞めて欲しい……


「いや、そうじゃなくて……どうして、私なのかなって思っただけで」


「えっ、あっ……いや、その………」


「……いいよ」


「えっ……」


「私で良ければ、勉強見てあげる!その変わり、教えるの下手でも文句言わないでね」


私がそう言うと、さっきまでの顔と違って奏多くんは、今度はとても嬉しそうな表情をする。


「ありがとうございますっ!!」

ニコッと奏多くんは笑いながら言った。


やっぱり、笑顔が眩しい!!


でも、なんか……
弟みたいで、可愛いかもしれない




< 258 / 419 >

この作品をシェア

pagetop