幼なじみは年下の小悪魔男子


「あっ、ごめん!
勉強に集中してる時に声掛けたりして……」


「いえいえ!
いいすよ、そんなこと気にしなくて!
ただ、突然の質問に驚いただけですから」


そして……
奏多くんは少し罰が悪そうにして……
コーヒーを一口飲んだ。


「………実は、まだ、受験する大学決まってないんです」


「そうだったんだ」


「大学に行きたい!とは、思ってるんですけど、受験したい!って思える大学を見つけられてなくて……
やっぱ、受験勉強するなら、行きたい大学を見つけてた方がいいですよね」


「うーん、どうだろう……
たしかに、受験する大学が決まっていれば、その大学に合わせた受験勉強が出来るけど……
まだ、そんなに焦ったりしなくても大丈夫だと思うけど………
これは、私の意見だから、気にしないでね」


ちゃんとした、アドバイスが出来たら良かったのに……


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