幼なじみは年下の小悪魔男子


「おっ、ついに言う決意決めたのか?!」

先輩の周りにいた人たちが先輩を茶化すかのように、騒ぎ立てる


先輩は、少し緊張してるように見える

そして…………
一度、深呼吸をしてから

「……私事ですが……結婚します!!」

そう言って────
先輩はキラリと左手に光る薬指を見せた。


「えっ……」

さすがに、さっきの先輩の声は私にまで聞こえてきた。


また─────

私は………失恋した




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