幼なじみは年下の小悪魔男子


突然の誘いにびっくりしてしまう


「えっ…と」


「突然、こんなこと言ってすみません……
でも、お礼もあるんですけど、受験勉強の息抜きしたくて……
やっぱり、ダメですか?」


────────なっ!

か、可愛い……


さっきまでの爽やかスマイルと違って、年下の男の子なんだと実感させるような

目をして見つめてくる。


そして、どこか母性本能をくすぐられ……


「大丈夫だよ!!いつにしようか?」


奏多くんは小さくガッツポーズをする。

「えっ、いいんすか!!よしっ!!」


そんなことで喜んでくれるなんて、何だか可愛いなぁー


「ふふっ笑」


そんな奏多くんを見て私は思わず、笑ってしまっていた。


─────こんな弟が欲しかったのかもしれない


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