幼なじみは年下の小悪魔男子
───1章 りあ&瑠生 編
気づかない再会
話し終えると─────
私はまた……泣いていた
「………っ…うぅ」
「あー、もう!また、泣く!」
雪乃は呆れたような口調だけど、私の涙を拭いてくれる。
こうやって………
失恋する度に雪乃に励まされてきた。
雪乃は私に優しく話しかける。
「どう?落ち着いた?」
「……うん、落ち着いたかも」
「よし、追加で頼もう!!すみませーーん!」
そう言って、雪乃は店員さんを呼ぶ
「……えっ、ちょ、私もう食べられない……」