幼なじみは年下の小悪魔男子


奏多くんは、後ろを向いてそのまま、来た道を戻っていく


────このままじゃいけない!


そう思った私は……その場を駆け出した


「って、早っ!!」


奏多くんが先の方を歩いているのが見える


ものの数分で……
って、奏多くんが私の歩くスピードに合わせてくれてたからなんだ


そんな悠長なこと言ってるうちにも、奏多くんはどんどん遠くになってしまう


──────────

「…はっ、はっ………奏多くん、やっと、追いついた……」


「えっ!雪乃さん?!」


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