幼なじみは年下の小悪魔男子


見透かしたかのような瞳には遠慮なんてしないで、
そう訴えてるように見えて


「……今日の……デート、楽しかった!!
試合も絶対に見に行くから!!」


いつもより大きな声で
いつもより緊張して


「………っ、俺もデートすっごく楽しかったです!
試合で絶対に活躍して見せるので、見てて下さい!!」


「う、うん!!」


奏多くんはぐっと大きくガッツポーズをする

「よしっ!!
これからはもっと、気合い入れて、練習します!
じゃ、家まで送ります」


「えっ、いいよ!」


奏多くんの家、私の家から逆方向みたいなのに悪い……



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