幼なじみは年下の小悪魔男子


──────はっ!


「気にしないで下さい!
俺が雪乃さんと少しでも長く居たいってそう思っただけなので、ね?」

ニコッとあざとい笑みを浮かべ、奏多くんは私の家の方向に歩き出す


「…………っ!!」


今のは、ずるい………


奏多くんはいつでも真っ直ぐに、直球に伝えてきてくれるから、

時々、どうしたらいいのか……


そう思っていたけど………

先に歩き出した奏多くんの耳も真っ赤に染まっていて


「ふふっ笑
奏多くーん、耳まで真っ赤ですよー?笑」


「………なっ!」


「ふふっ笑
先に行くよー笑」



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