幼なじみは年下の小悪魔男子
そして────
今に至る訳なんだけども
メンバーと最終確認してくると言って奏多くんが離れてからは
それに……
高校生ばかりの中にぽつんと居ることもまた、居心地を悪くしていた
早く、奏多くん戻ってきて欲しいなと思っていた時……
「あのー、すみません」
「はい?」
声をかけられた方を向くと可愛い女の子が立っていた
あっ、学校のジャージを着ているから、もしかして、マネージャーさんかな?
「あの、すみません
ここは、選手の待機所でお客さんは、あっちの芝生の方の席なんです
もしよろしければ、ご案内します」