幼なじみは年下の小悪魔男子
いやいや、こんな可愛い男の子知らないはず……
「ううん、こんな可愛い男の子知らないよ」
私は、男の子に気づかない大きさの声で
雪乃に言ったはずなんだけど……
男の子にも聞こえてしまったのか、シュンと悲しそうな顔をしている。
「ご、ごめんね?」
私は慌てて、男の子に謝る。
「いえ、僕の方こそすみません。
知り合いの幼なじみに似ていたのでつい………」
男の子はそう言って謝ってから、改めて注文を聞いてくる。
ボケっとしている私に変わって、雪乃は注文をしていく。