幼なじみは年下の小悪魔男子
奏多くんと別れてから、私は1人、家に向かっていた。
帰り道はずっと今日の出来事のことばかり考えている。
今日だけで頭がパンクしそう……
期待させることなんてしないって決めて、自分から言ったことなのに……
─────好きです
奏多くんのさっきの言葉が頭から離れない
─────あっ
遠くの方に見た事のある後ろ姿を見つける。
仲良さそうに私とは、正反対の可愛いらしい女の人と腕を組んでいる。
少し前まで付き合っていた元彼……