幼なじみは年下の小悪魔男子



「………そっか、俺にはサッカーが……っ」


──────悔しい……


雪乃さんにかっこいい所を見せるって気持ちだけが先走って、

実力が付いてこなかった……


すっと胸の中でモヤッとしていたさっきまでの感情が消えていく気がして


俺の中で何かが、すっきりとする。


──────よしっ!


気持ちを切り替えるために……

俺は思いっ切り、蛇口をひねって、頭から水を浴びていた。



< 335 / 419 >

この作品をシェア

pagetop