幼なじみは年下の小悪魔男子


「ふふっ、変わってないなー
りあちゃんは……」


シフォンケーキに夢中になっている私には、男の子が言った言葉は聞こえていなかった。


「では、ごゆっくりお楽しみください」

笑顔でそう言って、男の子は席を離れていく。


─────んー!美味しい!!!


私は目の前のシフォンケーキに夢中になっていた。

ふわふわしていて……
フォークを入れるとシワっと、小さな音を立てる。
添えられている生クリームと共に口に入れる。

極め付きは…………
少し酸味のあるママレードジャムがもう、最高すぎる。


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