幼なじみは年下の小悪魔男子

伝える




──────ピピーッ!
と、試合開始の合図が鳴り響く


私は、一人、奏多くんの試合を見に来ていた。


瑠生くんには、りあから、奏多くんの試合見に行くこと伝えないでって

お願いしてきたから……
奏多くんは今日、私が試合を見に来ていることは知らない……


──────ううん、知らなくていい


とにかく……
奏多くんに気付かれないように、試合を見て、終わったら……


今更って、思われるかもしれない……


もう………
奏多くんの気持ちが私にはないかもしれない


それでも………

──────伝える

そう……決めたから!



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