幼なじみは年下の小悪魔男子


私がそう言うと……


──────ギュッ!
と、奏多くんに強く抱きしめられる。


「えっ、ちょ、奏多くん?!
まだ………話が……」


「すみません。
でも、離したくない」

そう言って、奏多くんは私を抱きしめる腕を離そうとしない。


私はそんな奏多くんの背中に手を回して、抱きしめ返しながら……


「奏多くん……
このまま聞いて欲しいの。
あの時……
嘘をついたこと後悔してた。」


< 377 / 419 >

この作品をシェア

pagetop