幼なじみは年下の小悪魔男子
「もう……
────背伸びはしない。
俺のペースで……
雪乃さんを振り向かせるってことです。」
奏多くんが真剣な目をして私をじっと見つめてはっきりと言った。
そして─────
少し意地悪く笑ってから
「でも─────
それは、今日で辞めました!」
「…………えっ?」
奏多くんが私をまた、抱きしめる。
奏多くんの目が
──────至近距離で合う
その瞬間─────
─────チュっ、
と、私の唇に触れる感触……
「…………なっ!」