幼なじみは年下の小悪魔男子
そう言うなり……
奏多くんは、私に顔を近づけてくる
──────このままじゃ……
キスされる?!
「…………っ!
─────ダ、ダメっ!……ここ!学校だから……」
私は奏多くんの胸を強く押して言う。
奏多くんは、不服そうな顔をするものの……しぶしぶ、私を抱きしめる腕を緩める。
「………っ、はぁ、分かりました。
その代わり……
今日は、俺と一緒にいて下さい。
あと、今度は─────
キスさせてもらいますから」
そう、耳元で甘く囁いて、私から離れて……手を取って歩き出した。
まだ………
──────顔が熱い
付き合うようになってから、奏多くんの甘々度が増してる気がする。