幼なじみは年下の小悪魔男子


「うん!」


そう言って、奏多くんは私の手を引いて歩き出した。


─────────────


しばらく……
校内を見て回っていると、奏多くんが

「雪乃さん、お腹空きませんか?」


「うん、ちょっと空いてきたかも」


「実は………
俺のクラスは喫茶店やってるんです。良かったら、そこでお昼にしませんか?」


その一言から………

私たちはお昼にするために、奏多くんのクラスに来たんだけども……


クラスに着いた途端──────

奏多くんは大勢のクラスメイトに囲まれてしまっていた。


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