幼なじみは年下の小悪魔男子
『おいっ!奏多!
ズルぃぞ!!お前の彼女……美人すぎるだろ!』
『奏多に彼女居たなんて聞いてないんだけど?!どういうこと?!』
大勢のクラスメイトに質問攻めをされる中……
奏多くんは、私の方を見て……
口パクで、
「ご め ん」
と、言っている。
私はこの空気にいたたまれなくなって、少しその場を離れようとした時────
──────パシっ!
と、奏多くんに手を掴まれる。
「みんな離れろって!
雪乃さん、ごめん。
俺が、ここに連れてきたから……」