幼なじみは年下の小悪魔男子
「あっ、ほんとだ……美味しい」
美味しさのあまり、私は今までのことなんか忘れて、思わず笑顔になる
そして─────
しばらくのんびりとケーキを楽しんで食べていた。
一息ついたところで、雪乃はコーヒーを飲みながら
私に……
「さて………
今日はどうしたのか、聞こうじゃない」
雪乃は、いつものように何も言わず……私が話し出すのを待っている。
何度目だろうか────
こうして雪乃に話を聞いて貰うのは
そして、決まってこのお店……
『Clover』で、私の慰め会をするのがいつしか恒例になっていた。