幼なじみは年下の小悪魔男子
───番外編

奏多side(クリスマス)



雪乃さんと付き合うようになってから、少しして、
初めてのクリスマスを迎えようとしていた。


俺は、12月24日に大きく印が付いたカレンダーを見て、溜息をつく。


『はぁー……』

俺は、最初……
雪乃さんに欲しいものを聞いて、それをプレゼントするつもりだった。


だけど………
そのことを妹に話したら


『お兄ちゃんは分かってない!!
たしかに、欲しい物を聞いてそれをプレゼントした方がいいかもしれないけど!
でも、それじゃぁ、サプライズ感がないでしょ?』


────────

そう、アドバイスされて……

プレゼントを何にするか、悩んでいたら……
いつの間にか、クリスマスまで1週間ないというわけだ。

< 404 / 419 >

この作品をシェア

pagetop