幼なじみは年下の小悪魔男子
私に気づくと────
男の子はこっちに向かってきて
「もしかして………
カフェに来て下さってるお姉さんですよね?いつも、ありがとうございます!」
そう言って、私たちに話しかけてくる。
─────どうしよう
この前のキスのことがあって……
私は男の子の顔をまともに見ることが出来ずにいる。
男の子の後を追うように後から、もう1人の男の子が近くにきて……
「っおい!瑠生!置いていくなよ!!
ったく、お前のファンの女たちを全員、俺に任せて、自分だけ先に行くなんて……」
と、グチグチ文句を言っている。