幼なじみは年下の小悪魔男子
テンパる私とは反対に、瑠生くんは至って冷静で………
瑠生くんは、私を抱きしめたまま……
「良かったー!
僕、りあちゃんに忘れられたのかと思ってたから、今、すっごく嬉しい!!
でも、最初の頃、りあちゃん気付いてくれなくて、悲しかったよ?」
─────あっ、そうか……
瑠生くんが私の事をじっと見てたのって、気付いて欲しかったからだったんだ。
気付いて欲しかったって、
何だか、可愛いな
「ふふっ……」
私は思わず、笑ってしまう。