幼なじみは年下の小悪魔男子
私は、瑠生くんの顔を覗き込むように見る。
「ごめん……怒ってるというより、拗ねてる。
僕、可愛いじゃなくて、りあちゃんにはかっこいいって思って貰いたいし、それに…………」
「それに?」
「さっき……りあちゃん、僕のこと瑠生くんじゃなくて、瑠生ちゃんって呼んだでしょ?」
「う、うん」
さっきって、瑠生くんが突然抱きしめてきた時のことだよね?
恥ずかしくて、とっさに、瑠生ちゃんって、叫んじゃったんだよね……