幼なじみは年下の小悪魔男子


「もう……瑠生ちゃんって呼ばれたくない」


そうだよね……
小さい頃の呼び方なんて嫌というか、失礼だよね。


「ごめんね?もう、呼ばないように気をつけるから!」


「呼び方が嫌というか、嫌なんだけど……
少し、恥ずかしかったし……

それに────」


瑠生くんは私の耳元に寄せてから、そっと、囁いた。


「りあちゃんには、もう、弟としてじゃなくて、
僕のことを1人の男として見て欲しいな」


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