幼なじみは年下の小悪魔男子
不意打ちの瑠生くんの声に、言葉に……
カァーっと顔が真っ赤になっていくのが分かる。
「りあちゃん、顔真っ赤だ……かわいいー」
「………っ!」
────か、可愛いって!!
私が何も言えずに、恥ずかしがっていると……
「ねぇ、りあちゃん……
僕……カフェでりあちゃんに気づいて貰えなくて、あの時すっごく悲しかったの」
「あ、あの時は……本当にごめん」
瑠生くんは、少し意地悪な表情に変わる。
「じゃぁ……りあちゃんが、悪いって思ってるなら……
僕のお願い………聞いてくれる?」
少し目を潤ませながら、子犬のような目をして、私のことを見つめている。