幼なじみは年下の小悪魔男子
『大丈夫………
夢咲なら……大丈夫!!
落ち着いて、いつも通りにやればいいんだよ』
そう言って、先生は笑いながら優しく、私の頭を撫でてくれる。
そして─────
無事に劇は終わった。
あの時、先生が背中を押してくれたから、私は自信を持って、演じることが出来た。
先生は一生徒としてとして、私に声をかけてくれたのかもしれない……
でも………
私はあまりにも単純すぎた。
高校受験が成功したら、
──────先生に告白する!
という目標を立てて………
必死に受験勉強に取り組んで
その想いのお陰か私は─────
無事に志望校に合格することが出来た。