幼なじみは年下の小悪魔男子
「いや、そうじゃなくて……ただ、ちょっとびっくりしただけ」
もっと、無理なお願いをされるのかと思ってしまった自分を責めたい。
「じゃぁ、僕とデートしてくれるってことだよね?ふふっ、やった!!」
瑠生くんは私を抱きしめる腕を離して………小さくガッツポーズをする。
「えっ、まだデートするとは……」
私がそう、小さく言うと………
瑠生くんは、意地悪な顔をして、私に顔を近づけてくる。
「……ねぇ、りあちゃん……」
私は、無意識に瑠生くんから距離を取るように……ジリジリと下がっていく。
逃がすまいと、私の腰に手が回される。