幼なじみは年下の小悪魔男子
─────ギュッ!
さっき、抱きしめられた時よりも……
更に近くに瑠生くんを感じる。
「……ちょ、瑠生くん!!」
私は瑠生くんの胸を強く押す。
瑠生くんは離れるどころか……
私の腰に回す腕を強くして……
「ねぇ?
さっき、どんなお願いされるんだろうって……りあちゃん、ちょっと、期待してたんでしょ?笑」
瑠生くんは、少し楽しそうな表情をして、私の耳元に顔を寄せる。
「……っ、ちが…」
「じゃぁ……何?
ね、りあちゃんは……僕のこと嫌い?
それとも……好き?」