幼なじみは年下の小悪魔男子
「……っ、瑠生くんは………私の大切な幼なじみだから」
やっとのことで私は答えた。
でも、自分で言ったことに対して……どこか、違和感を感じる。
そして……
私は瑠生くんの顔をそっと、見上げる。
瑠生くんは、一瞬……
切なそうに、悲しそうにも見える表情をして私を見ていた。
─────ズキンっ
そんな瑠生くんの表情を見た私は……
胸がズキンっと傷む
─────どうして、そんな悲しそうな顔をするの?
だって……
私にとって瑠生くんは─────