幼なじみは年下の小悪魔男子
私は、さっきの瑠生くんの表情が頭から離れずにいた
「……ねぇ、瑠生くん……さっきの……」
瑠生くんはさっきの出来事には触れないで……
とでも言うかのようにさりげなく、話題を変えた。
「僕、りあちゃんと行きたいお店があるんだ!」
「行きたいお店?」
突然の瑠生くんの言葉に思わず聞き返してしまう。
「うん、そう!最近、出来たスイーツのお店なんだけどね、そこのパンケーキが美味しそうだと思ってて……でも、女の子たちしか居なくて行きづらいなーって」
瑠生くんは嬉しそうに話している。
瑠生くんは────
昔から甘い物が大好きなんだよね
そんな嬉しそうに話す瑠生くんを見ていたら……
それ以上聞けなくなってしまった。