神谷ナツカの虚空
第二章 革
次の日、俺が部室に向かうと、ちょうどナツカも来ているところだった。
「ねえ、この部室って何にも情報を得るものがないでしょう?だからとょっと手伝ってくれない?」
嫌な予感。
「もしかして他の部に首を突っ込む訳じゃなかろうな?」
「あんた、勘がいいわね!当たりよ、コンピュータ部に行くわよ!」
俺は神谷に振り回されるがままに、コンピュータ部の部室に向かった。そして、なんとも彼女はえらそうに、こう言った。
「KY隊の神谷ナツカよ!部長さんはどこ?」
「なんですか?」
部長はいわゆるメガネ男子でまあ、当たり前だが普通の人だった。
「ここで一番新しいパソコン、1つちょうだい!」
もちろん、彼は、
「何故、僕らがそんな事をしなければならないんだ?」
と嘆いた。しかし、神谷にはある対策を練っているという。すると、神谷は長谷川さんを連れてきて、コンピュータ部の部長を長谷川さんに向けて押し、まるで部長が長谷川さんに痴漢しているかのような写真をとった。そして、
「この画像を校内にばらまかれたくなければ、さっさとパソコンをよこしなさい!」
「じゃあ、この部員のみんなは味方してくれるよな!?」
すると周りの陰キャ臭すごい部員たちがそうだそうだ、と言っていた。
「そ、そうだそうだ!」「ぼ、ぼくたちは部長の味方だぞ。」
「なら、コンピュータ部の部員全員がかりんちゃんを襲ったことにするわ!」
すると、部長は泣きそうな顔で、
「これだよ、一番新しいのは!」
と言った。すると、部員が嘘をついていることを予測していたのか、神谷は紙切れを取り出し、
「昨日、家電量販店に行って最新のパソコンの機種を書いてもらったのよね…これは違うわね…」
そして、1つだけ雰囲気の違うパソコンを指差し、
「これだわ!これちょうだい!」
「…持ってけドロボー!」
図星だったようだ。
「ねえ、この部室って何にも情報を得るものがないでしょう?だからとょっと手伝ってくれない?」
嫌な予感。
「もしかして他の部に首を突っ込む訳じゃなかろうな?」
「あんた、勘がいいわね!当たりよ、コンピュータ部に行くわよ!」
俺は神谷に振り回されるがままに、コンピュータ部の部室に向かった。そして、なんとも彼女はえらそうに、こう言った。
「KY隊の神谷ナツカよ!部長さんはどこ?」
「なんですか?」
部長はいわゆるメガネ男子でまあ、当たり前だが普通の人だった。
「ここで一番新しいパソコン、1つちょうだい!」
もちろん、彼は、
「何故、僕らがそんな事をしなければならないんだ?」
と嘆いた。しかし、神谷にはある対策を練っているという。すると、神谷は長谷川さんを連れてきて、コンピュータ部の部長を長谷川さんに向けて押し、まるで部長が長谷川さんに痴漢しているかのような写真をとった。そして、
「この画像を校内にばらまかれたくなければ、さっさとパソコンをよこしなさい!」
「じゃあ、この部員のみんなは味方してくれるよな!?」
すると周りの陰キャ臭すごい部員たちがそうだそうだ、と言っていた。
「そ、そうだそうだ!」「ぼ、ぼくたちは部長の味方だぞ。」
「なら、コンピュータ部の部員全員がかりんちゃんを襲ったことにするわ!」
すると、部長は泣きそうな顔で、
「これだよ、一番新しいのは!」
と言った。すると、部員が嘘をついていることを予測していたのか、神谷は紙切れを取り出し、
「昨日、家電量販店に行って最新のパソコンの機種を書いてもらったのよね…これは違うわね…」
そして、1つだけ雰囲気の違うパソコンを指差し、
「これだわ!これちょうだい!」
「…持ってけドロボー!」
図星だったようだ。