溺愛総長様のお気に入り。
きみは俺のモノ。
翌日。
あたしはドキドキしながら登校した。
昨日はあれから煌さんが本気で寝ちゃうから、そーっとあの部屋を出てきたんだ。
だって、あたしすることないんだもん。
あのソファは陽が当たってあたたかく、うっかりするとあたしまで寝そうで危なかった。
膝に男の子を乗せた状態で、そんな風になる自分にびっくり。
動いた瞬間また腕でも捕まれるかと思ったけど、本気で寝ていたのか、そのままソファに体を沈めてすやすやと眠り続けてた。
でも、あとあと考えたらものすごく恐ろしくて、生きた心地がしない。
どうして帰ったんだ!って今日襲撃してくるかもしれないし。
「おっす!」
声を掛けられてビクンッと肩が跳ねた。