溺愛総長様のお気に入り。
このオーラじゃそうなるよね。
鋭い眼光。
クラスメイトを一瞥するようなそんな6つの瞳に、クラスメイト達も恐れをなしているよう。
もちろんあたしもそのひとりで。
千春ちゃんを盾にしてそーっとのぞく。
「どこ?」
低く放った煌さんに、翔和さんがある一つの席を案内するとバンっ……と鞄を机に置いた。
え、まさか。
続けて、ハクさんもまた別の席に鞄を置くと、
「チョーだりい」
なんて言いながら、乱暴に椅子を引いてドカッと座る。
もしかして。もしかしてだけど……。
「みんな……うちのクラスなの……?」
「みたいだねっ!どうしよう!!!」