溺愛総長様のお気に入り。


「俺以外の男には触れさせねえよ」



──ドキッ。


次から次へと放たれる甘いセリフ。


じわじわと顔がほてっていくのがわかる。


ほんとに、煌くんは何を考えているんだろう……。


どうしてそこまであたしに執着するのか意味がわからないよ。


きっと真っ赤だと思うあたしの顔。


そんなあたしに柔らかい笑みをこぼすと、煌くんは満足そうにそこに置いてあった水筒を口につけた。


ゴクゴク……と動くのどぼとけに、思わず目を引き寄せられる。


でも、はっと気づく。

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