溺愛総長様のお気に入り。
「お願いですから、来てください~」
すると、今日もまた泣きついてきた。
そんなこと言われたって困るよ~。
もう関わりたくないんだし。
「愛莉、どうしたの?」
「千春ちゃん!」
現われた千春ちゃんが女神さまに思えた。
きっと困ってるあたしを心配して、助けに来てくれたんだ。
こういうところ、ほんとに大好き‼
「あの、何。愛莉に何か?」
イケメンじゃない男の子には厳しいみたい。
語気を強くする千春ちゃん。
「えっと……昨日助けてもらったお礼がしたいと思いまして……」
「何それ」