愛してるって言って?
……え?

なんで?

二人で行くんじゃないの?

あ、ねぇ、この子まさか?

ゆう「紹介するよ、俺の彼女のゆーなだよ」

と照れくさそうに紹介した

ゆーな「えっと、よろしくお願いします、先輩!」

と言いてれたように微笑んだ

ねぇ、それは、私が言われんじゃなかったの?

隣にいるのは私だったんじゃないの?

よろしくってなに?

何をどう宜しくしろと言うの?

わかんない、わかんないよ、

なんで、何年も何年も何年もふり積もった愛情なんかよりぽっとでの1年に取られないといけないの?

あんたが知る前から、小さい頃からずっとずっと大好きで愛してたんだよ?

と、心の中で叫んでいた

それでも、平気なフリして笑顔で「うん!ゆうをよろしくね!」
といった

苦しい、辛い、悲しい

その言葉を心の奥底でずっと叫びながら3人で学校に行った、

会話なんて覚えてない、

ゆうの目に映る君が羨ましくてたまらないよ

なんでそこは私じゃないの?

ゆうは私の事すきじゃないの?

苦しいよ

これが、初めてゆうの彼女にあった記憶

でも、もうどうでもいい

だってゆうはその子と結婚してるもの

今幸せそうに微笑んでる

白いタキシードをきてる姿はとてもカッコイイよ

羨ましいよ、ゆーなちゃん、その隣いるのは私が愛してやまない人だからね

でも、会うのは今日で最後、

私は、このふたりの幸せそうな姿を見れないから遠くへと引っ越すことにしたのだ

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