時のなかの赤い糸
初めにタイムスリップして、永倉に「デブ」とか言われて
行き先のない遥を近藤は快く屯所へと迎え入れてくれた。
いつも笑いが絶えなかった屯所の仲間たち。
かけがえのない仲間。
すべて彼らと同じ道を歩いて、同じ誠に集い戦ったという事実。
すべては遥の判断しだい。
「未来で待ってます………――!」
遥の姿はたちまちなくなり、一つの歴史が幕を閉じた。
江戸幕府、260年あまりも続いた時代。
今ここに、閉ざさん。