時のなかの赤い糸
本当のこたえ
―――――――どうする?――――――
「まだまだ歴史に残りたい」
―――――――本当にもーι―――――
(声も呆れるんだ)
――――――遥が初めて呆れたわよ――
遥が苦笑いを浮かべた。
「どうしたの遥?」
この人には可哀想だけど
「どうにかできないかな?」
――――――遙の魂入れる?―――――
「うんっ」
―――――――遥らしい――――――
――――――後悔はしないでね?――――
―――――もう永倉新八とは――――――
―――――未来で過ごせないからね―――
「「………」」
抱き締められてるけど、遙になったのだろうか?
遥は恐る恐る離れてみた。
「あっ!!ってここ未来?」
キョロキョロと辺りを見渡す遙。
「うんっ」
「そっか、俺、帰ってこれたんだ」
遙は嬉しそうに背伸びした。
「坂本龍馬も悪くなかったよ」