時のなかの赤い糸
【失わぬために】
「桂小五郎!伊東甲子太郎!」
バァンっと局長が畳を叩いた。
「どーしたらいいんだよー!!」
「落ち着け近藤さん」
土方が息をはく。
今日は桂を取り逃がし、しかも
伊東から文が届いたのだ。
「近藤さんしねー的な。あは」
「あはじゃねーよ!!」
沖田の頭をスパンと永倉が叩いた。
「大丈夫ですって!…どんな手紙が届いたんですか?」
「「「話し聞いとけよバカ総司っっ!!!ι」」」