時のなかの赤い糸
【新撰組】
「新撰組」
土方から新しい名前を聞かされ、幹部は頷いた。
「明日から壬生浪士改め、新撰組だ!
まぁ、本業に入るのは、長州が動きだしてから…明日からも代わりなく仕事をしてくれ」
近藤が言って、皆は返事をするとぞろぞろと部屋を出ていった。
時間も遅く、この時間なら男はこないと、遥は風呂に入っていた。
「いい湯だな♪」
なんて歌いながらお湯を肩にかける。
そんな時、風呂場の扉が開いた。
「!!?」
「おっ、綾野じゃねーか。
風呂で会うのは初めてか?」
―――――――原田だった。
原田には遥が女と言うことはばれていない
「いやぁあの!え、やっおぇ」
「はぁ?何言ってんだよ」
原田が笑いながら近づいてくる。
「い…嫌あぁあぁぁぁ――――!!!!」