~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ-
少女はそのまま庭に顔面不時着。芝生だったからよかったものの、アスファルトだったらどうなったのやら。
「あんたの妹じゃないんかい!!」
麟紅は立ち上がるや否や唾をマシンガンのように飛ばしてツッコんだ。少女のほうへは紫音が駆け寄ったから心配はないとする。
「まあ、妹だ」
「なら何故避けた!!」
璃寛は別段悪いことをしたとは思っていないような顔。普段から妹を大切にしている麟紅からしてみれば、これは無性に腹が立ってくる。その怒りも次の自分の妹の声で吹き飛んだ。
「れーちゃん!! なんで……あっ!」
少女も顔を上げるなり紫音を見て驚いた。
「あれ!? しーちゃん?なんでここに?」
「紫音殿のほうはわかっていると思うが」
璃寛は口をパクパクさせながら目を合わせる二人のほうへ近寄り、自分の妹の頭を撫でた。
「俺の妹で、今回からお前たちとともに<黄昏の翼>入りの、『弁財天 檸檬(べんざいてん れもん)』だ」
声は、でなかった。
「あんたの妹じゃないんかい!!」
麟紅は立ち上がるや否や唾をマシンガンのように飛ばしてツッコんだ。少女のほうへは紫音が駆け寄ったから心配はないとする。
「まあ、妹だ」
「なら何故避けた!!」
璃寛は別段悪いことをしたとは思っていないような顔。普段から妹を大切にしている麟紅からしてみれば、これは無性に腹が立ってくる。その怒りも次の自分の妹の声で吹き飛んだ。
「れーちゃん!! なんで……あっ!」
少女も顔を上げるなり紫音を見て驚いた。
「あれ!? しーちゃん?なんでここに?」
「紫音殿のほうはわかっていると思うが」
璃寛は口をパクパクさせながら目を合わせる二人のほうへ近寄り、自分の妹の頭を撫でた。
「俺の妹で、今回からお前たちとともに<黄昏の翼>入りの、『弁財天 檸檬(べんざいてん れもん)』だ」
声は、でなかった。