~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ-
「紫音が言ってたけど、檸檬ちゃんも同じく学習会に呼ばれたらしい。言っておくが紫音は違うぞ。俺の妹がそんなんじゃ恥ずかしくて表に出れん。あいつは学級委員の仕事がどうたらこうたら言ってたな、うむ」
「マジレス乙、てかそれじゃ今日の集合三人かよ。璃寛は今日は講義だし、寂しいな~」
接待用のソファに深々と腰を沈めながら、麟紅とカーキーはともどもため息をついた。
「璃寛さんって頭いいのか?」
「あいつはあんな無愛想なくせに法学部だぜ? しかも相当に頭いいぞ。むしろお前がその学習会に呼ばれてないのが不思議だ」
「言っとくが俺はバカじゃねぇよ。これでもクラストップだ。ってか客なんか来んのかよ? 誰も来ねぇぞ?」
「一週間に一度位でござるかな? 来るときは来るでござるよ」
テーブルに三人分の湯飲みを置いて、そこに急須のお茶を注ぎながら、朽葉は言った。少しずつ、各湯飲みにお茶を入れていくので、色はほぼ完璧なほどに均等だ。少し顔を近づけると、お茶のいい香りが漂ってくる。
「それとカーク、お主も少しは勉強しないと、単位取れぬでござるよ」
痛いところを朽葉につかれ、カーキーは「あ~」とか言ってごまかした。
カーキーが唸りをあげるのと、玄関のチャイムが鳴るのは同時だった。
三人は顔を見合わせ、突然の訪問者に驚きを隠せないまま、接客することになった。
「マジレス乙、てかそれじゃ今日の集合三人かよ。璃寛は今日は講義だし、寂しいな~」
接待用のソファに深々と腰を沈めながら、麟紅とカーキーはともどもため息をついた。
「璃寛さんって頭いいのか?」
「あいつはあんな無愛想なくせに法学部だぜ? しかも相当に頭いいぞ。むしろお前がその学習会に呼ばれてないのが不思議だ」
「言っとくが俺はバカじゃねぇよ。これでもクラストップだ。ってか客なんか来んのかよ? 誰も来ねぇぞ?」
「一週間に一度位でござるかな? 来るときは来るでござるよ」
テーブルに三人分の湯飲みを置いて、そこに急須のお茶を注ぎながら、朽葉は言った。少しずつ、各湯飲みにお茶を入れていくので、色はほぼ完璧なほどに均等だ。少し顔を近づけると、お茶のいい香りが漂ってくる。
「それとカーク、お主も少しは勉強しないと、単位取れぬでござるよ」
痛いところを朽葉につかれ、カーキーは「あ~」とか言ってごまかした。
カーキーが唸りをあげるのと、玄関のチャイムが鳴るのは同時だった。
三人は顔を見合わせ、突然の訪問者に驚きを隠せないまま、接客することになった。