~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ-
「いや~ご無沙汰しております~」
のんきな顔をして戸口の前に立っていたのは、以外にも麟紅のクラスの担任である東鳳院煽烙だった。服装はいつもどおりのスーツに、手にはやはり扇子。逆の手には鞄を持っているのでこのまま「セールスマンです」と言われても疑えそうにはない。
「せん……せぇ……」
麟紅がカーキーと朽葉の後ろから苦い顔で声を絞り出すと、煽烙はおどけた表情でわざとらしく驚いて見せた。
「おや、これはこれは御冠神楽君、と言いたいところですが、実は前々から知ってたんですよね、君が予知眼を持っているってことは」
「? なんで知ってん……」
「許可をもらうのに書類は学園長に提出する義務があんだよ。要するにこの学園の魔法使い関係はみんなもう<黄昏の翼>に誰がいてどんな魔法を使うのか知ってんだよ」
「そういうことです」
カーキーの答えに煽烙が相打ちを打つ。
煽烙が魔法使いということに対しては、最初は驚いたが今さら驚くほどの事でもないな、と何も言わないでおいた。
のんきな顔をして戸口の前に立っていたのは、以外にも麟紅のクラスの担任である東鳳院煽烙だった。服装はいつもどおりのスーツに、手にはやはり扇子。逆の手には鞄を持っているのでこのまま「セールスマンです」と言われても疑えそうにはない。
「せん……せぇ……」
麟紅がカーキーと朽葉の後ろから苦い顔で声を絞り出すと、煽烙はおどけた表情でわざとらしく驚いて見せた。
「おや、これはこれは御冠神楽君、と言いたいところですが、実は前々から知ってたんですよね、君が予知眼を持っているってことは」
「? なんで知ってん……」
「許可をもらうのに書類は学園長に提出する義務があんだよ。要するにこの学園の魔法使い関係はみんなもう<黄昏の翼>に誰がいてどんな魔法を使うのか知ってんだよ」
「そういうことです」
カーキーの答えに煽烙が相打ちを打つ。
煽烙が魔法使いということに対しては、最初は驚いたが今さら驚くほどの事でもないな、と何も言わないでおいた。