~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ-
第四章:帝の竜;Kaiser Dragon
――声が、響いた。
“開ケ……”
重く、低い……。
“開クノダ……我ガ眼(まなこ)ヲ……”
“声”はより深く、より強く、襲い掛かる……。
(ダメだ……開いちゃ……ダメだ……)
“地獄ノ王タル我ガ眼ヲ……”
強く、さらに強く……。
(ダメだ……ダメだ……)
“ナゼ拒絶スル……”
声が、さらに重くのしかかる……。
(開けば……俺が俺でなくなる……)
“許サレヌ……貴様ハ選バレタノダ……”
声に、喰われる……。
(止めろ……! ダメだ……! 開けるな……!!)
“サア、開ケ……開クノダ……”
“帝ノ竜ト呼バレシ我ガ眼ヲ……! 開クガイイ……!!”
眼に、激痛が走った――。
“開ケ……”
重く、低い……。
“開クノダ……我ガ眼(まなこ)ヲ……”
“声”はより深く、より強く、襲い掛かる……。
(ダメだ……開いちゃ……ダメだ……)
“地獄ノ王タル我ガ眼ヲ……”
強く、さらに強く……。
(ダメだ……ダメだ……)
“ナゼ拒絶スル……”
声が、さらに重くのしかかる……。
(開けば……俺が俺でなくなる……)
“許サレヌ……貴様ハ選バレタノダ……”
声に、喰われる……。
(止めろ……! ダメだ……! 開けるな……!!)
“サア、開ケ……開クノダ……”
“帝ノ竜ト呼バレシ我ガ眼ヲ……! 開クガイイ……!!”
眼に、激痛が走った――。